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6月 15, 2025

【保存版】イラストレーターのロゴデータ共有で失敗しないための3つのチェックポイント

by santenjapan@gmail.com / 火曜日, 04 2月 2025 / Published in お役立ち記事, その他

 

はじめに|ロゴデータを共有する前に知っておきたい3つのポイント

 
 
◈ロゴデータを共有する際、どの形式で渡せばいいのか、どんな準備が必要なのか迷うことはありませんか?

 

会社やクライアントに適切なデータを渡さないと、「データが開けない」「色が違う」「フォントが崩れる」といったトラブルが発生することがあります。


この記事では、スムーズなロゴデータの共有方法をわかりやすく解説します。

まずは、ロゴデータの基本知識を押さえ、なぜ適切な形式で共有することが重要なのかを見ていきましょう。

 

 

❖ポイント① : イラストレーター(AI)データとは?

 

AIデータとは、Adobe Illustratorで作成・編集できるベクターデータのファイル形式です。

また、AIデータは拡大・縮小しても画質が劣化せず、編集が自由にできるため、ロゴデータとして最も適した形式とされています。

ベクターデータ(AI、EPS、SVG)は、線や点の情報を数学的に記録するため、どれだけ拡大してもギザギザにならず、細部まで鮮明に表現できます。

一方、JPEGやPNGのようなラスターデータは、ピクセル単位で構成されているため、拡大すると画像が劣化してしまいます。

そのため、クライアントや印刷会社とのやり取りでは、AIデータやそれを適切な形式に変換したファイルを共有することが重要です。


 

❖ポイント② : ロゴデータの共有が必要な場面とは?

 

ロゴデータの共有が必要な主な場面は、①印刷会社への入稿、②クライアントへの納品、③WEBデザインや動画制作での使用の3つです。

用途によって適したファイル形式が異なるため、データを渡す相手に応じて適切な形式を選ぶことが大切です。

 

  • 印刷会社への入稿 → AI、EPS、PDF(ベクターデータが適切)
  • クライアントへの納品 → AI、PDF、PNG(印刷とWEB両方に対応できる形式が理想)
  • WEBデザインや動画制作 → PNG、SVG(透明背景やスケーラブルなデータが求められる)

 

このように、ロゴデータの共有先によって最適なファイル形式を選ぶことが、スムーズなやり取りのポイントになります。


 

❖ポイント③ : 適切なロゴデータを共有しないとどうなる?

 

適切な形式でロゴデータを共有しないと、データの破損や意図しないデザイン崩れが発生し、印刷やデザイン作業がスムーズに進まなくなる可能性があります。

受け取り手の環境や使用用途に合わないファイルを渡すと、「開けない」「色が違う」「フォントが勝手に変わる」といった問題が起こるためです。

 

  • 印刷用にJPEGを渡すと、ぼやけた仕上がりになる(印刷には高解像度のベクターデータが必要)
  • フォントが埋め込まれていないと、開いた環境で別のフォントに置き換わる(アウトライン化しておけば防げる)
  • RGBカラーで作成したデータを印刷すると、思った色と異なる(印刷ではCMYKカラーが標準)

 

こうしたトラブルを避けるために、正しい形式でロゴデータを共有することが重要です。


 

はじめにこれだけは押さえよう!ロゴデータ共有の4つの基本

 

ロゴデータを共有する際、ただ「AIデータを渡せばいい」というわけではありません。

データの形式やカラーモード、フォントの処理方法を間違えると、受け取り側で正しく開けなかったり、意図しないデザイン崩れが起きたりすることがあります。


ここでは、トラブルなくスムーズにロゴデータを共有するための基本ルールを解説します。

このポイントを押さえれば、クライアントや印刷会社とのやり取りがスムーズになり、プロフェッショナルな印象を与えることができます。


 

❖基本① : AI、EPS、PDF、PNG、SVG… どの形式で渡せばいいの?

 

ロゴデータの形式は用途によって適切なものを選ぶことが重要です。

ファイル形式ごとに特性があり、渡す相手がどの環境で使用するかによって、最適な形式が異なります。

 

  • AI(Adobe Illustrator形式) → 編集可能な元データ(ベクターデータ)。印刷会社やデザイナー向け。
  • EPS(Encapsulated PostScript) → 汎用性の高いベクターデータ。印刷用に適しているが、AIファイルよりも編集の自由度が低い。
  • PDF(Portable Document Format) → 印刷と閲覧用の両方に適した形式。クライアントや印刷会社とのやり取りに最適。
  • PNG(Portable Network Graphics) → WEBやデジタル用途向けの透過画像。印刷には不向き。
  • SVG(Scalable Vector Graphics) → WEBデザインやアニメーション向けのベクターファイル。Illustrator以外のソフトでも扱いやすい。

 

このように、相手の使用環境に応じて適切な形式でデータを共有することが大切です。


 

❖基本② : カラーモードの注意点(CMYK or RGB)

 

ロゴデータを印刷用途で共有する場合はCMYK、WEB用途ならRGBで作成・保存することが重要です。

CMYKとRGBは色の表現方法が異なり、間違ったカラーモードで保存すると、意図しない色ズレが発生する可能性があります。

 

  • CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック):印刷に適した色モード。プリンターで正確な色を再現するために使われる。
  • RGB(レッド・グリーン・ブルー):ディスプレイ用の色モード。WEBサイトやデジタルデータで使われる。

 

例えば、RGBのデータを印刷に使うと、鮮やかな色がくすんで見えてしまうことがあります。そのため、印刷会社に渡すデータはCMYKで保存し、WEB用のデータはRGBで作成するのが基本ルールです。


 

❖基本③ : 解像度・サイズの確認ポイント

 

ロゴデータを共有する前に、適切な解像度(DPI)とサイズを確認しておくことで、受け取り側の手間を減らし、スムーズに使用してもらえます。

解像度が低すぎると、印刷時に画像がぼやけたり、WEBで使用した際に粗く表示されたりするため、事前に適切な解像度で保存することが重要です。

 

  • 印刷用のロゴデータ:解像度 300dpi(高解像度推奨)
  • WEB用のロゴデータ:解像度 72dpi(WEB表示に最適)

 

また、印刷用のロゴデータは大きめ(例えば5000px以上)で作成し、WEB用のデータは適切なサイズ(横幅1000px程度)に調整するのが理想です。


 

❖基本④ : フォントは必ずアウトライン化する

 

ロゴに使用しているフォントは、必ずアウトライン化して共有することが鉄則です。

アウトライン化しないと、相手の環境に同じフォントがインストールされていない場合、開いたときに別のフォントに置き換わり、デザインが崩れる可能性があります。

 

  • アウトライン化とは? → 文字を図形データに変換し、どの環境でも同じように表示できるようにする処理。
  • アウトライン化の方法(Illustrator) → ① テキストを選択 → ②「書式」メニュー → ③「アウトラインを作成」

 

特に印刷会社やクライアントに渡すデータは、すべてのフォントをアウトライン化しておくことでトラブルを防ぐことができます。

 


まとめ

ロゴデータを共有する際の基本ルールは、以下の4つがポイントです。


▶ 用途に応じたファイル形式を選ぶ(AI、EPS、PDF、PNG、SVG)

▶カラーモードを用途に合わせて設定する(CMYKは印刷、RGBはWEB)

▶解像度・サイズを適切に設定する(印刷用は300dpi、WEB用は72dpi)

▶フォントをアウトライン化してデータを崩れないようにする

 

このルールを守るだけで、ロゴデータの共有がスムーズになり、相手にとっても使いやすいファイルになります。

特に 「ファイル形式の選定」「フォントのアウトライン化」「クラウド共有」 の3つを押さえておけば、スムーズなやり取りが可能になります。

 

 

よくある質問とその回答

❖ Q1. ロゴデータをメールで送ったのに、相手が開けないと言われました。なぜでしょうか?

ロゴデータが開けない原因の多くは、受け取り側の環境にIllustratorがインストールされていないことです。AIやEPSファイルは専用ソフトが必要なため、クライアントや印刷会社が開けない場合があります。

このような場合は、PDFやPNGなど、汎用性の高い形式も添えて送るとスムーズに対応できます。ファイルのバージョンも影響することがあるため、Illustratorのバージョンを確認することも大切です。

 

❖ Q2. 共有するロゴデータは圧縮するべきですか?

はい、圧縮することをおすすめします。特にAIファイルやEPSファイルはサイズが大きく、メールの添付容量を超えてしまうことがあります。ZIP形式で圧縮すると、データの破損を防ぎながら送信できます。

また、Google DriveやDropboxなどのクラウドストレージを利用すれば、容量を気にせず安全に共有できます。ファイルの整理がしやすくなり、誤送信のリスクも減らせるため、ぜひ活用してください。

 

❖ Q3. クライアントから「ロゴの背景を透明にしてほしい」と言われました。どうすればいいですか?

ロゴの背景を透明にするには、PNGまたはSVG形式で書き出す必要があります。JPEG形式は背景が白くなってしまうため、透明な背景で渡したい場合は適切な形式を選ぶことが大切です。

Illustratorで作成したロゴを透明背景で書き出す場合は、「書き出し形式」を選択し、PNGまたはSVGで保存してください。特にWEBサイトやプレゼン資料に使う場合、背景が透明なデータは非常に便利です。

 

❖ Q4. ロゴデータの色が、クライアントの画面で違って見えるのですが?

これはカラーモードの違いが原因です。Illustratorで作成するロゴデータは、CMYKとRGBのどちらのカラーモードで保存するかによって見え方が変わります。印刷用のCMYKデータをWEB上で表示すると、色がくすんで見えることがあります。

逆に、RGBで作成したデータを印刷すると、鮮やかすぎて意図しない発色になることも。用途に応じてカラーモードを正しく設定し、確認用にPDFを添えておくと安心です。

 

❖ Q5. ロゴデータを修正してもらいたいと言われましたが、どのファイルを送ればいいですか?

修正が必要な場合、AIまたはEPSの元データを送るのが適切です。PDFやPNGではデザインの編集ができないため、相手がロゴを修正する場合は、Illustratorで開ける形式を用意しましょう。

ただし、フォントをアウトライン化してしまうと、文字の編集ができなくなります。テキストを修正する可能性がある場合は、アウトライン化前のデータも一緒に送ると、スムーズに作業できます。

 

❖ Q6. ロゴデータをスマートフォンで開く方法はありますか?

はい、可能です。ただし、AIやEPSデータは専用ソフトがないと開けないため、スマートフォンで確認する場合はPDFやPNG形式を用意するのがベストです。PDFはスマートフォンの標準ビューアーで開けるため、クライアントがPCを持っていない場合でもスムーズに確認できます。

また、SVG形式で保存すれば、ブラウザで直接開いて拡大・縮小も自由にできるため、WEBデザイナー向けの共有にも便利です。

 

❖ Q7. クライアントにロゴデータの使い方を説明するのが難しいです。どうすればいいですか?

クライアントはデザインの専門知識がないことが多いため、ロゴデータの使い方を簡単に説明する資料を用意すると便利です。

例えば、「AIファイルは印刷用」「PNGはWEBや資料用」「SVGはWEBデザイン用」など、用途ごとに適した形式を簡潔に記載したガイドを作成すると、問い合わせを減らすことができます。また、メールでロゴデータを送る際に、一言用途を説明するとより親切な対応になります。

 

❖ Q8. ロゴデータをSNSのプロフィール画像として使いたいのですが、どの形式が良いですか?

SNSのプロフィール画像としてロゴを使用する場合、PNG形式をおすすめします。PNGは背景を透明にできるため、アイコンの形に合わせたきれいな仕上がりになります。JPEGでも使用できますが、背景が白くなるため、透明感のあるロゴデザインの場合は適さないことがあります。

また、SNSによって推奨サイズが異なるため、使用するプラットフォームの画像サイズガイドラインに従ってリサイズするのも重要です。

 

❖ Q9. ロゴデータを高画質のまま印刷会社に送る方法は?

印刷用のロゴデータを高画質のまま送るには、AI、EPS、またはPDF(高解像度)で書き出すのがベストです。特に、300dpiの解像度を確保し、カラーモードをCMYKに設定することで、印刷時の色ズレを防ぐことができます。

また、データを圧縮せず、クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)を利用して共有すれば、画質を落とさずに送信可能です。印刷会社によって推奨フォーマットが異なるため、事前に確認するのもおすすめです。

 

❖ Q10. ロゴデータを納品した後、クライアントから「色違いのバージョンも欲しい」と言われました。対応方法は?

ロゴの色違いバージョンを求められた場合、カラーバリエーションを作成して再共有することになります。その際、RGBとCMYKの両方のバージョンを用意すると、WEB用・印刷用どちらの用途にも対応しやすくなります。

また、背景が白・黒・透明の3パターンを用意すると、さまざまな場面で活用しやすくなります。事前にカラーバリエーションを作成しておけば、追加のリクエストにもスムーズに対応できます。


 

まとめ

 

このように、ロゴデータの共有にはさまざまな疑問やトラブルが発生しがちですが、基本ルールを理解し、相手に合わせたデータを用意すれば、スムーズなやり取りが可能になります。

 

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